1月31日に行われる、シルクロードステークス 2016 の騎手データを検証してみます。
京都芝1200mで強い騎手、得意にしているのは誰なのでしょうか?
データは特に注釈が無い限り、2010年1月以降のデータです。

全成績上位20位まで(未勝利からGIまで)

騎手着別度数勝率連対率複勝率
福永祐一18-4-7-49/7823.10%28.20%37.20%
幸英明11-11-8-125/1557.10%14.20%19.40%
浜中俊14-14-12-66/10613.20%26.40%37.70%
川田将雅10-7-6-56/7912.70%21.50%29.10%
岩田康誠10-8-10-62/9011.10%20.00%31.10%
藤田伸二9-6-6-48/6913.00%21.70%30.40%
和田竜二7-9-13-110/1395.00%11.50%20.90%
池添謙一6-8-8-60/827.30%17.10%26.80%
藤岡康太6-4-2-46/5810.30%17.20%20.70%
北村友一9-5-2-58/7412.20%18.90%21.60%
秋山真一郎4-7-12-80/1033.90%10.70%22.30%
酒井学4-5-5-76/904.40%10.00%15.60%
国分優作5-11-6-82/1044.80%15.40%21.20%
武豊5-6-6-54/717.00%15.50%23.90%
小牧太4-8-3-83/984.10%12.20%15.30%
田中健3-3-2-11/1915.80%31.60%42.10%
松山弘平4-2-2-54/626.50%9.70%12.90%
川須栄彦4-5-4-44/577.00%15.80%22.80%
M.デムーロ3-2-4-13/2213.60%22.70%40.90%
国分恭介4-5-5-76/904.40%10.00%15.60%

馬券圏内に来ている確率で言うと、JRA賞のラジオインタビューで「ウニ丼大好き!(函館で)いっぱい食べた!」と嬉しそうに語ったM.デムーロ騎手の数字は群を抜いています。
しかし、福永祐一騎手と比べると、勝率などは現時点で特筆すべきと言うほどの成績ではありません。


1600万条件(準OP)以上

騎手着別度数勝率連対率複勝率
福永祐一8-1-1-20/3026.70%30.00%33.30%
幸英明5-4-2-46/578.80%15.80%19.30%
川田将雅5-6-1-22/3414.70%32.40%35.30%
藤岡康太5-1-1-18/2520.00%24.00%28.00%
浜中俊4-5-3-29/419.80%22.00%29.30%
北村友一6-2-1-21/3020.00%26.70%30.00%
池添謙一2-4-4-24/345.90%17.60%29.40%
藤田伸二4-2-1-26/3312.10%18.20%21.20%
酒井学3-2-2-22/2910.30%17.20%24.10%
田中健3-1-0-3/742.90%57.10%57.10%
岩田康誠2-1-5-25/336.10%9.10%24.20%
秋山真一郎0-4-6-37/470.00%8.50%21.30%
武豊2-4-2-21/296.90%20.70%27.60%
小牧太2-3-1-39/454.40%11.10%13.30%
松山弘平2-2-0-19/238.70%17.40%17.40%
M.デムーロ2-1-1-6/1020.00%30.00%40.00%
和田竜二1-0-4-45/502.00%2.00%10.00%
四位洋文1-2-2-26/313.20%9.70%16.10%
国分優作1-2-3-25/313.20%9.70%19.40%
藤岡佑介1-0-4-16/214.80%4.80%23.80%

クラスが上がって成績が上がるのが、川田将雅騎手と藤岡康太騎手。
でも、藤岡康太騎手は東京へ行ってしまった・・・。
この優位をしっかりと活かしきれるか、川田騎手の手腕に注目したいと思います。


賞金を稼いでいるのは誰なのか?

全クラスのデータで、京都芝1200mでの獲得賞金をランキングにしてみました

騎手賞金合計着別度数勝率連対率複勝率
福永祐一34321万円18-4-7-49/7823.10%28.20%37.20%
幸英明29585万円11-11-8-125/1557.10%14.20%19.40%
浜中俊28861万円14-14-12-66/10613.20%26.40%37.70%
川田将雅25387万円10-7-6-56/7912.70%21.50%29.10%
岩田康誠22221万円10-8-10-62/9011.10%20.00%31.10%
藤田伸二20099万円9-6-6-48/6913.00%21.70%30.40%
和田竜二19363万円7-9-13-110/1395.00%11.50%20.90%
池添謙一19258万円6-8-8-60/827.30%17.10%26.80%
藤岡康太18281万円6-4-2-46/5810.30%17.20%20.70%
北村友一17611万円9-5-2-58/7412.20%18.90%21.60%
秋山真一郎16407万円4-7-12-80/1033.90%10.70%22.30%
酒井学14217万円4-5-5-76/904.40%10.00%15.60%
国分優作13605万円5-11-6-82/1044.80%15.40%21.20%
武豊12793万円5-6-6-54/717.00%15.50%23.90%
小牧太12663万円4-8-3-83/984.10%12.20%15.30%
田中健11760万円3-3-2-11/1915.80%31.60%42.10%
松山弘平11450万円4-2-2-54/626.50%9.70%12.90%
川須栄彦9626万円4-5-4-44/577.00%15.80%22.80%
M.デムーロ9570万円3-2-4-13/2213.60%22.70%40.90%
国分恭介9424万円4-5-5-76/904.40%10.00%15.60%
藤岡佑介8915万円3-2-6-50/614.90%8.20%18.00%
四位洋文8630万円2-4-5-41/523.80%11.50%21.20%
太宰啓介8528万円2-8-3-76/892.20%11.20%14.60%
佐藤哲三8512万円3-4-5-24/368.30%19.40%33.30%
ルメール8236万円3-3-2-16/2412.50%25.00%33.30%
菱田裕二5789万円2-3-1-21/277.40%18.50%22.20%

1レースあたりの賞金獲得額では、川田将雅騎手が一歩リードしていたところ、M.デムーロ騎手が強烈な追い上げを見せてわずかに逆転しています。
この勢いを活かすのか、それともクラスが上がった壁に阻まれるのか。

上位に居る中では浜中俊騎手が、これまで上位クラスの壁をモロに受けてきました。今回、一気に跳ね返す活躍があるのかと言うところにも注目したいです。


回収率で調べてみよう

先程の全クラスの賞金上位で、単勝回収率を並べると以下のようになります 。

騎手単勝回収値着別度数勝率連対率複勝率賞金合計
菱田裕二3902-3-1-21/277.40%18.50%22.20%5789万円
国分優作2895-11-6-82/1044.80%15.40%21.20%13605万円
川須栄彦1954-5-4-44/577.00%15.80%22.80%9626万円
田中健1603-3-2-11/1915.80%31.60%42.10%11760万円
太宰啓介1482-8-3-76/892.20%11.20%14.60%8528万円
四位洋文1452-4-5-41/523.80%11.50%21.20%8630万円
M.デムーロ1223-2-4-13/2213.60%22.70%40.90%9570万円
藤田伸二1129-6-6-48/6913.00%21.70%30.40%20099万円

今回出走予定の中では、やはりM.デムーロ騎手が真っ先に出てきましたが、京都芝1200mの回収率としては飛びぬけた存在が居ないとは言え、他の距離に較べるとそこまで強調できるほどのものではありません。
かなり上位の人気を集めるであろう馬の、堅い決着となれば信頼度は上がります。


同様に、複勝回収率で並べると以下の様になります
騎手複勝回収値着別度数勝率連対率複勝率賞金合計
国分優作1875-11-6-82/1044.80%15.40%21.20%13605万円
佐藤哲三1553-4-5-24/368.30%19.40%33.30%8512万円
菱田裕二1372-3-1-21/277.40%18.50%22.20%5789万円
川須栄彦1304-5-4-44/577.00%15.80%22.80%9626万円
太宰啓介1182-8-3-76/892.20%11.20%14.60%8528万円
田中健1163-3-2-11/1915.80%31.60%42.10%11760万円
四位洋文1112-4-5-41/523.80%11.50%21.20%8630万円
M.デムーロ1083-2-4-13/2213.60%22.70%40.90%9570万円
国分恭介1004-5-5-76/904.40%10.00%15.60%9424万円

こちらも単勝回収率同様に、M.デムーロ騎手の数値が目立ちます。
しかし、今回は上位人気馬に騎乗予定ですので、本来の活躍からすると少し人気しすぎの感がしてきます。