2月13日に行われる、クイーンカップ 2016 の騎手データ特集

第一弾として本命党も大穴党も、きちんと押さえておきたいポイントを、紹介したいと思います。



今回のテーマは・・・

「芝の牝馬重賞では、無双状態の騎手が居る」 

と言う点についてお話したいと思います。

河内洋調教師が現役騎手の頃は「牝馬の河内」なんて言われたりして、牝馬の成績が特に良い騎手と言うのは確かに居ました。
今行われているJRAのレースでは、ある騎手の活躍が目覚ましくて無視できない存在になっています。
しかも牝馬での好調さは尋常では無く、ついにトップに躍り出てしまいました。

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(ルメール騎手 1着でした)

無双状態になっている騎手の成績


まずは、ルメール騎手の成績をざっくりと「ブレイク前」と「ブレイク後」で比較してみましょう

着別度数勝率連対率複勝率
112-87-75-455/72915.40%27.30%37.60%
134-108-82-350/67419.90%35.90%48.10%

上段729走のデータがブレイク前、下段674走のデータがブレイク後です。
明らかに全体の勝率も連対率も、複勝率も上昇しています。

でも、大切なのは牝馬に騎乗した時の成績です


牝馬限定でデータを抽出する

着別度数勝率連対率複勝率
26-32-20-147/22511.60%25.80%34.70%
40-36-29-111/21618.50%35.20%48.60%

上段225走のデータがブレイク前、下段216走のデータがブレイク後です。
ブレイク前は牝馬に騎乗するとガクッと成績が落ちていましたが、ブレイク後は牝馬での成績も急上昇。
全体の成績から若干落ちますが、これ位の差はあって無いようなものでしょう。


芝での牝馬騎乗時に限定する

着別度数勝率連対率複勝率単勝回収値複勝回収値
芝+牝16-14-14-88/13212.10%22.70%33.30%4670
芝+牝27-23-20-75/14518.60%34.50%48.30%9486

上段132走のデータがブレイク前、下段145走のデータがブレイク後です。
以前は芝よりもダートの成績が、勝率などを含め良かった時期もあった騎手なので、芝でもしっかり成績を残せている点をいま一度確認しておきます。

複勝回収値は上位人気馬に乗る事も多いのでこれでも十分、単勝回収率94はベタ買いする程ではないにせよかなり信頼できる高水準だと言えます。


さらに芝の重賞で抽出すると、ここまで一変する

着別度数勝率連対率複勝率単勝回収値複勝回収値
重賞1-1-3-15/205.00%10.00%25.00%2058
重賞5-2-2-6/1533.30%46.70%60.00%469196

上段20走のデータがブレイク前、下段15走のデータがブレイク後です。
重賞になるともう恐ろしい程の活躍、馬券収支も絶対的に信頼できるレベルまで来ています。

ブレイク後の期間で同じように、牝馬重賞で活躍した騎手と比較してみましょう。

中でもミッキークイーンでGI2勝を挙げるなど活躍した浜中俊騎手と比較してみると、その破壊力は桁違いだと言う事が良く解かると思います。

騎手着別度数勝率連対率複勝率単勝回収値複勝回収値平均着順
ルメール5-2-2-6/1533.30%46.70%60.00%4691964.0着
浜中俊2-4-1-8/1513.30%40.00%46.70%651215.7着

牝馬重賞で他の騎手も、浜中騎手に負けず劣らずの非常に優秀な成績を叩き出しています。浜中騎手は複勝率で全体の第2位に入る強豪です。
これほど牝馬重賞路線でトップクラスの成績を残すほどの活躍をしてきた騎手と較べても、大人と子供の様な差を付けてしまっているのですから、「無双」と言っても過言ではないでしょう。


クイーンカップでは馬の調整が明らかな失敗で無い限り、逆らってはいけないでしょう。

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(ルメール騎手 1着でした)