「先週の結果分析」のコーナーです。
各競馬場の馬券圏内に来た騎手の成績を振り返ってみましょう

3月27日、日曜日の結果を振り返りたいと思います


阪神競馬場の成績

騎手着別度数勝率連対率複勝率単勝回収値複勝回収値
川田将雅3-3-1-4/1127.30%54.50%63.60%7694
シュタル2-0-1-6/922.20%22.20%33.30%10362
武幸四郎1-1-1-2/520.00%40.00%60.00%328294
藤岡佑介1-1-0-7/911.10%22.20%22.20%8247
菱田裕二1-1-0-6/812.50%25.00%25.00%11747
国分恭介1-0-2-5/812.50%12.50%37.50%25288
小牧太1-0-1-6/812.50%12.50%25.00%11846
松若風馬1-0-0-9/1010.00%10.00%10.00%4218
平沢健治1-0-0-0/1100.00%100.00%100.00%540250
松田大作0-1-2-6/90.00%11.10%33.30%075
高田潤0-1-0-1/20.00%50.00%50.00%0160
古川吉洋0-1-0-7/80.00%12.50%12.50%058
荻野極0-1-0-3/40.00%25.00%25.00%0110
熊沢重文0-1-0-3/40.00%25.00%25.00%0382
蓑島靖典0-1-0-0/10.00%100.00%100.00%0650
義英真0-0-2-5/70.00%0.00%28.60%0328
森裕太朗0-0-1-6/70.00%0.00%14.30%070
森一馬0-0-1-2/30.00%0.00%33.30%076

GIにも重賞にも目もくれず、この日の川田優雅騎手は前日以上に着度数をガッツリと稼いでくれました。
今回の短期免許では以前を上回る勢いで高い勝率や連対率をマークしている、A.シュタルケ騎手の活躍も光りました。
この日はやや人気薄の馬に騎乗した騎手が、馬券圏内に突っ込んでくる事も多めにありました。國分恭介騎手以上に、武幸四郎騎手や義英心騎手など、GIの裏開催であるここ一番に狙いを定めてきた騎手は、今後も注目してみたいところです。



中山競馬場の成績

騎手着別度数勝率連対率複勝率単勝回収値複勝回収値
田辺裕信3-1-1-3/837.50%50.00%62.50%9592
柴田大知3-1-0-7/1127.30%36.40%36.40%930195
木幡巧也2-0-0-5/728.60%28.60%28.60%25772
内田博幸1-2-0-9/128.30%25.00%25.00%1581
丸田恭介1-1-0-3/520.00%40.00%40.00%42224
吉田豊1-0-0-8/911.10%11.10%11.10%5418
松岡正海1-0-0-2/333.30%33.30%33.30%680123
柴山雄一0-1-2-4/70.00%14.30%42.90%090
石川裕紀0-1-2-6/90.00%11.10%33.30%050
三浦皇成0-1-2-5/80.00%12.50%37.50%072
吉田隼人0-1-1-7/90.00%11.10%22.20%078
蛯名正義0-1-0-6/70.00%14.30%14.30%020
江田照男0-1-0-8/90.00%11.10%11.10%033
野中悠太0-1-0-0/10.00%100.00%100.00%0540
丹内祐次0-0-2-1/30.00%0.00%66.70%0273
井上敏樹0-0-1-7/80.00%0.00%12.50%0198
西田雄一0-0-1-4/50.00%0.00%20.00%0288

新人の木幡巧也騎手の2勝も見事でしたが、GI開催日でやや手薄になったところでしっかりと結果を出した田辺裕信騎手は今後も勢いが加速してくれるでしょうか?
柴田大知騎手は波に乗ったり沈んだりを繰り返していますが、一発長打の好配当を叩き出したあたりは好調さを示しています。連日の活躍と言う訳では無いでしょうけど、今年はまた大暴れをしてくれそうです。


中京競馬場の成績

騎手着別度数勝率連対率複勝率単勝回収値複勝回収値
ルメール4-1-1-3/944.40%55.60%66.70%143105
藤岡康太2-3-1-5/1118.20%45.50%54.50%5380
戸崎圭太2-1-0-7/1020.00%30.00%30.00%7447
和田竜二1-1-1-7/1010.00%20.00%30.00%24196
岩田康誠1-1-0-9/119.10%18.20%18.20%5029
福永祐一1-0-3-2/616.70%16.70%66.70%65103
原田和真1-0-0-4/520.00%20.00%20.00%65292
松山弘平0-2-0-4/60.00%33.30%33.30%093
バルジュ0-1-2-7/100.00%10.00%30.00%046
石橋脩0-1-1-6/80.00%12.50%25.00%0113
横山和生0-1-0-3/40.00%25.00%25.00%047
大野拓弥0-0-2-6/80.00%0.00%25.00%0152
太宰啓介0-0-1-9/100.00%0.00%10.00%019

1日を通してルメール騎手が成績を出してくれましたが、GIでもあと少しで馬券圏内に粘るなど時計の出やすい馬場で実力を発揮しやすい藤岡康太騎手も負けず劣らずの好成績。
3月後半に調子を挙げてきていた和田竜二騎手もGI開催である事を考えれば大健闘、やはり調子の良さは本物だったと思います。

メインレースの高松宮記念はスタートしてすぐに良いポジションを無理せずに確保出来た、福永祐一騎手のエスコートも見事でした。ドバイにM.デムーロ騎手や武豊騎手などが遠征していたのもありましたが、春のGIシーズンで更なる活躍が期待できそうな強さを感じました。




CS放送のプロ野球ニュースじゃありませんが、「play of the day」の発表です

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そして、本日のPlay of the Day(ベストプレー賞)は

 中山11R(マーチステークス) 1着 ④ショウナンアポロン 松岡正海騎手


GIレースや平場のレースでも見応えのレースは数多くありましたが、騎手に特化して注目するのならば松岡正海騎手が、力を存分に発揮してくれた点に注目したいと思います。

この日は1勝に終わりましたが、芝でもダートでもそれほど成績に差が無い安定感がありながら、何より乗り替わった時の勝負強さが光る松岡正海騎手。
マーチステークスでは岩田康成騎手から乗り替わりでしたが、他の騎手と同様に乗り替わりで得たチャンスをキッチリとモノにして約1年ぶりの重賞制覇まで達成した点は特筆ものだと評価します。
条件を絞ればさらに馬券になってきた乗り替わりがあるだけに、昨年の15.9%を上回る20.9%と、比較的高い水準でキープしている複勝率からも、今年は更なる成績の上積みを目指してほしい期待値込みで選出します。

競馬学校の騎手課程で学ぶ生徒やこれから騎手を志そうとする受験生も勿論ですが、若手や新人騎手には普段乗り慣れていない馬であっても、瞬時に能力や特性を的確にとらえる力をさらに伸ばしてもらいたいと願います。