「先週の結果分析」のコーナーです。
各競馬場の馬券圏内に来た騎手の成績を振り返ってみましょう

今週より少し内容を変更しながら、3月26日土曜日の結果を振り返りたいと思います


中京競馬場の成績

騎手着別度数勝率連対率複勝率単勝回収値複勝回収値
鮫島克駿3-0-1-5/933.30%33.30%44.40%213102
丹内祐次2-0-0-5/728.60%28.60%28.60%28882
横山和生2-0-0-3/540.00%40.00%40.00%3324680
バルジュ1-3-0-5/911.10%44.40%44.40%2472
北村友一1-1-0-5/714.30%28.60%28.60%9284
岩崎翼1-0-1-4/616.70%16.70%33.30%5898
酒井学1-0-1-4/616.70%16.70%33.30%308116
勝浦正樹1-0-0-6/714.30%14.30%14.30%14037
松若風馬0-1-1-8/100.00%10.00%20.00%045
川須栄彦0-1-0-7/80.00%12.50%12.50%020
丸田恭介0-1-0-7/80.00%12.50%12.50%022
丸山元気0-1-0-9/100.00%10.00%10.00%0241
森裕太朗0-1-0-3/40.00%25.00%25.00%050
杉原誠人0-1-0-4/50.00%20.00%20.00%060
西村太一0-1-0-0/10.00%100.00%100.00%0280
的場勇人0-1-0-0/10.00%100.00%100.00%0780
藤岡康太0-0-3-4/70.00%0.00%42.90%0225
松田大作0-0-1-8/90.00%0.00%11.10%018
伴啓太0-0-1-4/50.00%0.00%20.00%0222
中谷雄太0-0-1-4/50.00%0.00%20.00%028
鮫島良太0-0-1-2/30.00%0.00%33.30%083
田中健0-0-1-1/20.00%0.00%50.00%0140

比較的上位人気馬ではありましたが全て奇数馬番に騎乗、ゲート内の姿勢で勝つオーラすら放っていた鮫島克駿騎手は、3勝の固め打ち。有力馬の騎乗依頼がますます増えそうな堂々とした立ち振る舞いが目を引きました。
この日は、今年1勝が嘘のような巻き返しを見せて2連勝を挙げた横山和生騎手など、若手騎手の派手な活躍がひと際目立ちました。



阪神競馬場の成績

騎手着別度数勝率連対率複勝率単勝回収値複勝回収値
川田将雅2-2-1-5/1020.00%40.00%50.00%6474
岩田康誠2-0-1-8/1118.20%18.20%27.30%12649
戸崎圭太1-1-1-8/119.10%18.20%27.30%1547
池添謙一1-1-1-6/911.10%22.20%33.30%2157
四位洋文1-1-1-3/616.70%33.30%50.00%31120
和田竜二1-1-0-6/812.50%25.00%25.00%2341
小崎綾也1-1-0-7/911.10%22.20%22.20%131108
内田博幸1-0-1-6/812.50%12.50%25.00%24262
義英真1-0-0-9/1010.00%10.00%10.00%34861
竹之下智1-0-0-3/425.00%25.00%25.00%21577
シュタル0-2-1-4/70.00%28.60%42.90%0108
松山弘平0-1-2-7/100.00%10.00%30.00%073
藤岡佑介0-1-1-2/40.00%25.00%50.00%0127
石橋脩0-1-0-4/50.00%20.00%20.00%028
菱田裕二0-0-1-7/80.00%0.00%12.50%046
城戸義政0-0-1-6/70.00%0.00%14.30%044

馬の実力を上手く引き出し馬券圏内に5度も絡んだ川田優雅騎手は、一日を通して大暴れしてくれましたが、複勝率が同じ5割の四位洋文騎手の健闘が光りました。
虎視眈々と大舞台での活躍を狙ってジワジワと調子を挙げてくるはずですし、今後の更なる活躍に期待したいと思います。
差し戦法が馬券圏内に突っ込んでくる傾向がありました。とは言え、前がバテて差しが届くケースも多かったですので、そう言うケースでこそ浮上してくる騎手の傾向を、上手く活かす馬券戦術が必要かも知れません。



中山競馬場の成績

騎手着別度数勝率連対率複勝率単勝回収値複勝回収値
福永祐一2-1-0-2/540.00%60.00%60.00%11870
横山典弘2-0-0-2/450.00%50.00%50.00%13562
蛯名正義1-2-1-3/714.30%42.90%57.10%4081
田中勝春1-1-1-3/616.70%33.30%50.00%365240
三浦皇成1-1-0-4/616.70%33.30%33.30%9568
津村明秀1-1-0-2/425.00%50.00%50.00%242322
田辺裕信1-0-0-6/714.30%14.30%14.30%2715
吉田隼人1-0-0-5/616.70%16.70%16.70%5520
江田照男1-0-0-3/425.00%25.00%25.00%19555
平沢健治1-0-0-0/1100.00%100.00%100.00%2270530
柴田大知0-1-2-6/90.00%11.10%33.30%0156
ルメール0-1-2-4/70.00%14.30%42.90%048
大野拓弥0-1-0-7/80.00%12.50%12.50%061
木幡巧也0-1-0-4/50.00%20.00%20.00%022
草野太郎0-1-0-0/10.00%100.00%100.00%0360
西田雄一0-1-0-0/10.00%100.00%100.00%0170
柴田善臣0-0-1-4/50.00%0.00%20.00%0122
松岡正海0-0-1-7/80.00%0.00%12.50%027
石川裕紀0-0-1-8/90.00%0.00%11.10%020
井上敏樹0-0-1-6/70.00%0.00%14.30%0127
吉田豊0-0-1-6/70.00%0.00%14.30%042
高野和馬0-0-1-0/10.00%0.00%100.00%0370

どの騎手も善戦して着度数がかなりバラける結果になりました。そんな中で健闘したのがベテランの蛯名正義騎手と、田中勝春騎手。
クラスやレースレベルが上がると成績が落ちる懸念はありますが、6番人気2着・9番人気1着・12番人気3着を5R以降に挙げてきた田中勝春騎手は、馬券の面で非常においしい一日でした。狙い時が鮮明であれば、今後も狙いうちをしてみたくなるような活躍でした。



CS放送のプロ野球ニュースじゃありませんが、「play of the day」の発表です

270104490_640


そして、本日のPlay of the Day(ベストプレー賞)は

 中山1R(3歳未勝利) 1着 ⑭ファニーヒロイン 福永祐一騎手


未勝利クラスにしてはなかなかレベルの高い一戦でしたが、最後の直線では新人の木幡巧也騎手が騎乗するライムチャンとの息詰まる競り合いを演じ、経験値がモノを言うかのように最後に競り勝った部分も非常に見事でした。

先週の高松宮記念の特集記事でも触れましたが、他の騎手が「前に行って強さを発揮する」様なケースが圧倒的に多いものですが、福永騎手はむしろそんなに無理して前に行かなくても勝っていると言う傾向を持っています。
差し切れずに負けると言うリスクが勿論ありますが、前半から前目の良いポジションを取れなくてもジワジワと進出し、前をいつでも捉えられるポジションを取れるようになっているの、純粋に実力がある証拠だと思います。

このレースも主張しようと思えばもっと前のポジションを取れたはずですが、馬との折り合いに専念して前半は7番手付近に控える競馬を見せたあたりに、周囲のレース状況を的確に把握した鞍上のファインプレーが光りました。