「先週の結果分析」のコーナーです。
各競馬場の馬券圏内に来た騎手の成績を振り返ってみましょう

3月13日日曜日の結果を振り返りたいと思います


中京競馬場の成績

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節目の100勝、そして連勝!石神深一が障害で魅せる!

この日4Rで今年の初勝利を挙げた石神深一騎手。JRA通算100勝を達成すると、続く5Rでも連勝して2鞍行われた障害レースで存在感を示してくれました。
飛越も危なげなくこなせる点も素晴らしいですが、最終障害を飛越したあとにすぐさま加速して、騎乗馬の切れ味をしっかりと引き出すあたりは、他の騎手のお手本にもなる好騎乗でした。
インタビューでも「障害は面白い、騎手の個性が出る」と話していた石神騎手、目標は重賞やGIを勝つ馬を育てることだそうです。

  日曜成績=  2- 0- 0- 0/ 2  勝率100.0% 連対率100.0% 複勝率100.0% 



先輩を凌ぐほどの活躍、陰の主役?石橋脩

今年の石橋脩騎手の快進撃はまだまだ止まりそうにありません、この日は中京競馬場に参戦して5回も馬券圏内に絡む大活躍、中京開催を得意にしている先輩騎手のお株を奪うような活躍をみせてくれました。
昨年も全競馬場で最も高い勝率をマークした中京競馬場は得意の舞台でもありますが、昨年24.3%だった複勝率が今年は複勝率が38.9%と飛躍的にアップ。
勝率や連対率以上に多くの馬を馬券圏内に持ってこられるようになっているこの勢いを、今後も大切にしてもらいたいです。

  日曜成績=  1- 1- 3- 2/ 7   勝率14.3%  連対率28.6%  複勝率71.4%  
 
 

派手な手綱捌きとステッキワーク、丹内祐次が2勝!

この日は2勝を挙げた丹内祐次騎手ですが、買ったレースで見せた様々な動きが非常に派手で目立っていました!レースでの馬の勝たせ方は騎手それぞれ個性が有っていいと思いますが、とても分かりやすく大きなアクションが馬の粘りを引き出していました。
手綱を強く押す動作も力が入っており、手応えの足りなさをしっかり補っていたように思います。
また、8Rのウインヴォイジャーを勝たせた際は、馬の視界に入る範囲で前後に大きく鞭を振る「見せムチ」が非常に効果的でした。光の加減なのか鞭が白っぽく見えるために、タイミング良く馬のやる気を刺激していた鞭の動きがとても分かりやすく勉強になるかと思います。

  日曜成績= 2- 1- 0- 2/ 5   勝率40.0%  連対率60.0%  複勝率60.0% 


 

本日のビグブルマン  原田和真騎手

平地・障害ともに騎乗してくれる騎手はいますが、その中でも両方で馬券に絡む活躍を見せてくれたのが原田和真騎手。障害戦は重賞勝ちの経験もある11歳馬・スマートギアを2着に持ってくると、平地でも8Rで狭い間を縫うように追い上げてラミーロを3着に。
数字の面では物足りなさがありますが、昨年を上回る成績になるまでそう時間は掛からないのではないかと思わせる判断力のよさを見せてくれました。

  日曜成績=   0- 1- 1- 2/ 4    勝率0.0%  連対率25.0%  複勝率50.0% 



阪神競馬場の成績

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これぞ真骨頂!M.デムーロが馬のやる気を引き出して3勝

この日も阪神競馬場を席巻するような活躍を見せてくれたM.デムーロ騎手。中でも圧巻のレース振りは10Rのうずしお特別で、追い込みで苦戦続きのアンドリエッテを差し戦法にシフトさせ、粘り強く追い通して勝利させました。
レースのタイムや展開など様々な要素が味方した部分もありますが、現状を打破するためにベストを尽くした騎乗を見せてくれたあたり、いよいよ更なる勝利数のペースアップがあるかもしれません。
 
  日曜成績=  3- 1- 2- 4/10   勝率30.0%  連対率40.0%  複勝率60.0% 



福永祐一が2勝を挙げる、いよいよリーディング上位を追走開始

激しいリーディング争いから遠く離れていますが、福永祐一騎手がこの日2勝を挙げる活躍。いよいよリーディング上位に一歩一歩迫るべく追い上げが始まったようです。
なかなか勝ちきれないレースもありますが、徐々に馬券圏内に絡む回数が増えつつあり、この日は終盤の4Rですべて馬券圏内に絡む活躍を見せてくれました。この勢いで充実の春競馬シーズンとなるのでしょうか。

  日曜成績=  2- 1- 3- 3/ 9   勝率22.2%  連対率33.3%  複勝率66.7% 



切磋琢磨する3年目・松若風馬と小崎綾也、共に1勝

中山で同期が躍動する中、負けていられない松若風馬騎手と小崎綾也騎手。この日は共に1勝を挙げる活躍を見せてくれましたが、今年序盤に比べて小崎綾也騎手の数字はなかなか伸びていかない時期が続いています。
この日の同期との競り合いで、お互いに再びスイッチが入るでしょうか。高いレベルでライバル関係を続けて切磋琢磨して欲しいと思います。

 
  日曜成績=   1- 0- 0- 8/ 9   勝率11.1%  連対率11.1%  複勝率11.1% (松若風馬騎手)
  日曜成績= 1- 0- 0- 3/ 4   勝率25.0%  連対率25.0%  複勝率25.0% (小崎綾也騎手) 
 


本日のビグブルマン  國分優作騎手

惜しい競馬が続いてしまったこの日の國分優作騎手。どちらかと言えば前で競馬をするほうが成績を出しているとは言え、この日は差しや追い込みでもあと一歩に迫る活躍がありました。
特にメインのフィリーズレビューではダイアナヘイローを4着に持ってきましたが、大外を1頭だけ脚色が違って追い上げてくる姿は、馬券圏内こそ逃しましたがかなり見応えのあるパフォーマンスでした。
4着2回に5着1回はルメール騎手と同じ、更なる浮上のきっかけを掴むでしょうか。

   
日曜成績=  0- 0- 0- 6/ 6    勝率0.0%   連対率0.0%   複勝率0.0% 



中山競馬場の成績

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石川裕紀人一気に3勝!中山で更に技術を磨くか?

阪神競馬場で勝利を挙げた同期に強烈な活躍を見せ付けたのが石川裕紀人騎手。この日3勝の固め撃ちで
勝利数を2桁に乗せました。中でも馬の実力があったとはいえ、2Rのチュラカーギーで後続を一気に突き放した勝ちっぷりは見事。馬の適性にしっかりとマッチした騎乗が光りました。
昨年を上回る勢いを続けていけば、松若風馬騎手に続いて今年中の自力減量解除も見えてくるだけに、更なるレベルアップを目指してもらいたいです。

  
日曜成績= 3- 0- 0- 4/ 7   勝率42.9%  連対率42.9%  複勝率42.9% 



吉田豊まだまだ好調、この日は見事に重賞制覇!

3月になった途端に勝率などが急上昇し始めている吉田豊騎手。新人騎手に刺激を受けたのか、それとも若手騎手の手本となるような騎乗がいよいよ開花したのかは不明ですが、勢いそのままにこの日は中山牝馬ステークスをシュンドルボンで豪快に差し切り勝ち。
しかもルージュバック相手に勝利を収め、シュンドルボンが重賞でも人気になった実力を改めて示す好騎乗も光りました。以前よりも折り合い面で的確な効果が見られるようになった点が、この春の更なる飛躍につながっていくのでしょうか。

  
日曜成績=  1- 2- 0- 8/11    勝率9.1%  連対率27.3%  複勝率27.3% 


騎乗馬の適性と上手く融合、田中勝春が差しきり勝ち

1月のフェアリーステークスでは擁護の仕様が無い鞭の入れ方で騎乗停止を喰らった田中勝春騎手ですが、リベンジとばかりに芝のマイルで差しきる競馬を見せてくれました。
タイムは平凡でレースの中身やレベルを問うと・・・正直誰が見てもハイレベルと言う訳ではないのですが、10Rの東風ステークスでは、かつての重賞ウイナーであるインパルスヒーローをしっかりとエスコート。内枠を引いた幸運を見事に活かしきり、約3年ぶりの勝利を達成させました。
騎乗テクニックなどに様々な批判もありますが、それを跳ね返すような活躍を今一度期待したいと思います。

  
日曜成績=  1- 0- 0- 5/ 6   勝率16.7%  連対率16.7%  複勝率16.7% 



本日のビグブルマン  木幡初広騎手

木幡巧也騎手と親子競演となった8R、ツウローゼスで今年の初勝利を挙げたのは木幡初広騎手ですが、50歳とは思えないスプリント戦でのハイピッチな追い動作は馬の能力を一層引き出しており、非常に見事な騎乗でした。
親父の威厳と言う点もありますが、それが無かったとしても文句ナシでビグブルマン。あれだけの素早い動きが鞍上で出来るのであれば、ステッキを置くのはまだまだ先の話になりそうです。更なる勝利と円熟味溢れる騎乗を期待したいところです。

  
日曜成績=  1- 0- 0- 0/ 1  勝率100.0% 連対率100.0% 複勝率100.0% 
 


CS放送のプロ野球ニュースじゃありませんが、「play of the day」の発表です
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そして、本日のPlay of the Day(ベストプレー賞)は

 阪神11R(フィリーズレビュー) 1着 ②ソルヴェイグ 川田将雅騎手


文句の付け様が無い2日連続重賞制覇、しかも今年早くも30勝を挙げてリーディング争いに何とか喰らいついている点も含めて、今後の更なる活躍を願ってベストプレー選出です。

この日の勝ち星自体はフィリーズレビューで挙げた1勝だけではありましたが、元々上手だったスタートがさらに安定し、その時その時で馬が脚を伸ばしやすい場所をしっかり取れている点も、今年の活躍をより一層飛躍させているように思います。
追い動作のバリエーションも豊富で、それぞれ意識レベルの高い技術が発揮されていますし、日頃のトレーニングが生み出している筋力の強さを活かしている点も、特筆ものだと言えます。
より多くの若手や競馬学校の騎手過程で学ぶ生徒、これから騎手を目指そうとする人達の目標となれるだけの「準備する姿勢」が、この春の更なる活躍に繋がってくれる事を願って止みません。