日曜日のメインレース、京都競馬場では京都記念 2016が行われます



予想変更してすみませんでした

「まさか」があまりにも多発してしまい、京都記念の予想だけは少し考え直す事にしました
理由は諸々ありますが・・・

 ・京都は結構雨降って来た。水はけが良いとは言え、梢重よりも悪くなるんじゃないだろうか

 ・土曜日、福永祐一騎手はまっすぐ走らせてはいたけど、一個も掲示板に乗らなかった

 ・そもそもタッチングスピーチはここを使ったとして、次はどこに向かうんだ? 

と言う事でして、どれも想定外だった事が生み出してきた不安要素です。
タッチングスピーチは確かに強い馬だし馬体の成長も観られるけど、ここを使った後はやはり、、、放牧かなぁ・・・

当てたい気持ちはもちろんありますが、どうも違和感を覚えて仕方が無かったので、今回は敢えて攻めてみる事にしました。
これでタッチングスピーチが来ても、福永祐一騎手が日曜日にジャンジャン馬券圏内に来ても、文句はありません。
むしろ、この勢いで春のGI戦線を賑わせてもらいたいぐらいです。


福永騎手の代わりに、この騎手を抜擢

正直星3つの代わりになる騎手は、星2つの騎手から繰り上げる以外に無かったので、補充するなら星1つ評価で、しかも人気の無い所から行くしかありませんでした。

そこで注目したいのが 高倉稜騎手 です

数字を見ていても、重賞のこの舞台でそこまで強く推せる要素はありません。ですが、このレースでもしも人気薄が突っ込んでくるとしたら、これ位の根拠が無いといけないだろうと思えるデータはありました。


馬場が渋った時の成績

馬場状態着別度数勝率連対率複勝率平均着順2着率3着率
芝・良34-55-32-807/9283.70%9.60%13.00%9.0着5.90%3.40%
芝・稍重6-3-6-113/1284.70%7.00%11.70%9.7着2.30%4.70%
芝・重1-3-4-47/551.80%7.30%14.50%9.6着5.50%7.30%
芝・不良0-1-1-13/150.00%6.70%13.30%7.5着6.70%6.70%
78-101-80-1662/19214.10%9.30%13.50%9.3着5.30%4.20%
ダート89-91-94-1636/19104.70%9.40%14.30%8.8着4.80%4.90%
167-192-174-3298/38314.40%9.40%13.90%9.0着5.00%4.50%

馬場が渋れば渋る程、成績がグイグイと上がれば苦労は無かったんですが、高倉稜騎手はそこまで重馬場や不良馬場を得意にはしていません。むしろ客観的に見たら、重や不良馬場ではあまり推奨できないクチでしょう。
しかし、サンプル数が少ないとは言え、芝の重馬場は3着率と複勝率がアップしており、
そして、不良馬場では平均着順も2着率や3着率も全体の平均より1%以上アップしています。

勝率4%台でもがき苦しんでいながら、重賞を3回も勝った事もある騎手が1%アップと言うケースなので、決して不可ではない筈です。
(本音としては新人時代の成績を考えれば、もう何パーセントか欲しい所ですが・・・)


マイネルディーンは重馬場・不良馬場巧者?

今回の騎乗馬は、マイネルディーン号です。
高倉騎手は初めて騎乗しますが、重賞で馬券圏内に来た事があるのが、たった1回。

そして、重賞で上がり3位以内になった事があるのが3回ある馬です。そのうち1回は昨年の5月・新潟大賞典、もう1回は今年の中山金杯と、最近になって末脚にさらに磨きが掛かりつつあります。
残る1回は馬券圏内に突っ込んできた「東京スポーツ杯2歳ステークス」で、2着とは僅差の3着でした。

これまでの成績は、父・ダンスインザダークと言う点も考慮し長い間1000万や1600万クラスを抜け出せなかった時期があって、今が一番脂が乗っていると言えなくもないです。ですが、少なくとも昨年の京都記念以降、0秒8以上離された事は無い健闘ぶりが光っています。

おそらくベストは1800~2000mで、2200mは守備範囲でしょうが若干長い気はします。それでも、近走は相手に関係なく見せ場を作れるようになった点は、素直に注意しておかないといけないと考えています。

少なくとも人気を背負いパワーもあって好走できる要素があるのに、復帰したばかりで前に進ませる推進力が動殆ど使えなかった騎手を狙うよりは、まだ納得できる様に思います。


調教師との相性は、可能性含み

調教師分類着別度数勝率連対率複勝率単勝回収値複勝回収値
美浦21-15-19-431/4864.30%7.40%11.30%5247
栗東146-177-155-2867/33454.40%9.70%14.30%6267

データは2010年1月以降の全クラスの成績です。

正直言って美浦所属の調教師と、高倉稜騎手の成績だけを考えると、それだけで推奨できるような内容ではありません。ごめんなさい。

しかし、今回は開業10年目の鹿戸雄一厩舎と言う点と、馬のアドバンテージがあるかもしれない前提でデータに(無理矢理)フィルターを掛けてみます。あんなに昨夜雨が降られては、無理ゲーかもしれないのはどの馬も同じですが、唯一無理ゲーではなく「雨大歓迎」と取材で言っていたのは、他ならぬ鹿戸雄一調教師です。


重賞での舞台は、4年目~10年目の調教師が狙い目

まずは、重賞の舞台での成績を、調教師の開業年数別に分類してみます。

調教師分類着別度数勝率連対率複勝率単勝回収値複勝回収値
初年
2年目0-0-0-2/20.00%0.00%0.00%00
3年目
4~10年3-1-2-23/2910.30%13.80%20.70%143101
11~20年0-1-2-21/240.00%4.20%12.50%0138
21年~0-0-0-25/250.00%0.00%0.00%00

言うまでも無く、開業して少し経った調教師だと成績がアップします。11年目以降の調教師でも複勝回収率は優秀です。重賞の舞台では厩舎の運営が軌道に乗ったあたりの調教師が狙い目なようです。


芝の成績も、美浦所属なら4年目~10年目の調教師が狙い目

調教師分類着別度数勝率連対率複勝率単勝回収値複勝回収値
初年0-0-0-4/40.00%0.00%0.00%00
2年目1-1-0-7/911.10%22.20%22.20%324154
3年目1-0-0-9/1010.00%10.00%10.00%24863
4~10年4-3-1-67/755.30%9.30%10.70%7141
11~20年3-5-3-75/863.50%9.30%12.80%6464
21年~1-2-1-61/651.50%4.60%6.20%2636

また上記データを、「芝のレース」でなおかつ、「美浦所属の調教師」で限定するとこのようなデータになります。サンプル数もまずまずある中では、やはり若手~中堅クラスが狙いどころでしょう。

若干成績が落ちる美浦所属馬の成績も、何とかカバーできるとすればこういった要因があると言えます。



4年目~10年目の調教師、狙うなら芝の2100~2400m

調教師分類着別度数勝率連対率複勝率単勝回収値複勝回収値
初年0-0-0-1/10.00%0.00%0.00%00
2年目0-0-0-1/10.00%0.00%0.00%00
3年目0-0-0-3/30.00%0.00%0.00%00
4~10年1-1-2-33/372.70%5.40%10.80%6188
11~20年1-2-2-47/521.90%5.80%9.60%21480
21年~0-2-3-40/450.00%4.40%11.10%0150

スペースの都合上、他の距離の実績は掲載できませんが、特に優秀なのが芝の2100~2400m。これに次いで優秀なのが芝の短距離なので、高倉稜騎手で狙うならこのぐらいの距離だと言う事をお伝えしておきます



京都の芝コースは2月14日朝7時現在「不良馬場発表」

馬場状態別の成績も、データで分類してあります。どちらかと言えば不良馬場よりは梢重ぐらいの方が成績は良いのですが、実績が無い訳でもありませんし・・・流れが向いたら3着ぐらいに突っ込んでくる可能性はあると思います。

(芝・梢重~不良まで)
調教師分類着別度数勝率連対率複勝率単勝回収値複勝回収値
初年0-0-0-2/20.00%0.00%0.00%00
2年目0-0-0-8/80.00%0.00%0.00%00
3年目1-0-1-8/1010.00%10.00%20.00%24881
4~10年6-4-1-67/787.70%12.80%14.10%7429
11~20年3-5-8-108/1242.40%6.50%12.90%16779
21年~2-4-5-98/1091.80%5.50%10.10%1349

(芝・重&不良)
調教師分類着別度数勝率連対率複勝率単勝回収値複勝回収値
初年0-0-0-1/10.00%0.00%0.00%00
2年目0-0-0-3/30.00%0.00%0.00%00
3年目0-0-1-1/20.00%0.00%50.00%090
4~10年1-1-1-23/263.80%7.70%11.50%1620
11~20年1-3-2-37/432.30%9.30%14.00%25998
21年~0-3-4-31/380.00%7.90%18.40%0106

不良馬場だとガクッと成績が落ちている現状ですが、馬の能力と展開次第で挽回出来たらこの舞台でもスタンドをどよめかせる様な活躍が出来るかもしれません。
重賞を勝った時の事を考えれば超高速馬場よりは、力の要る馬場・時計の掛かる馬場が本来なら向いているはずです。

雨が降って、より難解な一戦になりました。