2月21日に行われるGI、フェブラリーステークス 2016 の騎手データを検証してみます。

東京ダート1600mで強い騎手、得意にしているのは誰なのでしょうか?
データは特に注釈が無い限り、2010年1月以降のデータです。


全成績上位20位まで(未勝利からGIまで)

騎手着別度数勝率連対率複勝率
横山典弘13-7-5-60/8515.30%23.50%29.40%
蛯名正義12-7-9-94/1229.80%15.60%23.00%
北村宏司9-9-15-90/1237.30%14.60%26.80%
吉田豊9-8-7-100/1247.30%13.70%19.40%
柴田善臣7-8-5-67/878.00%17.20%23.00%
田中勝春7-7-4-90/1086.50%13.00%16.70%
戸崎圭太7-6-4-46/6311.10%20.60%27.00%
田辺裕信6-8-4-75/936.50%15.10%19.40%
三浦皇成6-6-6-91/1095.50%11.00%16.50%
江田照男5-6-5-93/1094.60%10.10%14.70%
大野拓弥5-5-4-44/588.60%17.20%24.10%
後藤浩輝5-3-5-47/608.30%13.30%21.70%
吉田隼人4-4-2-30/4010.00%20.00%25.00%
内田博幸3-11-7-78/993.00%14.10%21.20%
武豊3-6-4-18/319.70%29.00%41.90%
松岡正海3-6-2-74/853.50%10.60%12.90%
福永祐一3-4-5-23/358.60%20.00%34.30%
石橋脩2-7-2-71/822.40%11.00%13.40%
武士沢友2-6-6-88/1022.00%7.80%13.70%
岩田康誠2-3-2-28/355.70%14.30%20.00%

平場のレースでは横山典弘騎手が断然の成績、少し離されたところから追い上げるのが戸崎圭太騎手。普段から乗る数の多い美浦所属騎手が、地の利を生かせそうな成績がここまで出ています。

1600万条件(準OP)以上

騎手着別度数勝率連対率複勝率
伊藤工真1-0-0-3/425.00%25.00%25.00%
秋山真一1-0-0-1/250.00%50.00%50.00%
横山典弘0-3-1-5/90.00%33.30%44.40%
北村宏司0-2-0-2/40.00%50.00%50.00%
石橋脩0-1-0-7/80.00%12.50%12.50%
田中勝春0-1-0-1/20.00%50.00%50.00%
内田博幸0-1-0-4/50.00%20.00%20.00%
武豊0-1-0-3/40.00%25.00%25.00%
松山弘平0-1-0-2/30.00%33.30%33.30%
丸田恭介0-1-0-0/10.00%100.00%100.00%
吉田豊0-0-1-3/40.00%0.00%25.00%
北村友一0-0-1-2/30.00%0.00%33.30%
四位洋文0-0-1-0/10.00%0.00%100.00%
川田将雅0-0-0-1/10.00%0.00%0.00%
小林徹弥0-0-0-1/10.00%0.00%0.00%
松岡正海0-0-0-6/60.00%0.00%0.00%
柴田善臣0-0-0-4/40.00%0.00%0.00%
丸山元気0-0-0-4/40.00%0.00%0.00%
田辺裕信0-0-0-3/30.00%0.00%0.00%
後藤浩輝0-0-0-3/30.00%0.00%0.00%
蛯名正義0-0-0-3/30.00%0.00%0.00%
C.デム0-0-0-2/20.00%0.00%0.00%
M.デム0-0-0-2/20.00%0.00%0.00%
三浦皇成0-0-0-2/20.00%0.00%0.00%
黛弘人0-0-0-2/20.00%0.00%0.00%
津村明秀0-0-0-2/20.00%0.00%0.00%
勝浦正樹0-0-0-2/20.00%0.00%0.00%
福永祐一0-0-0-2/20.00%0.00%0.00%
江田照男0-0-0-2/20.00%0.00%0.00%

準OP以上のレース数が多くないので少し偏った結果になっていますので、個別の特集を組むことで補完したいと思います。
勝ててはいないけど高い複勝率を誇るのもやはり横山典弘騎手、乗る馬の能力と展開次第にはなりますが、全てが揃えば得意にしているコースで能力全開となる可能性もあると考えています。



賞金を稼いでいるのは誰なのか?

騎手1走当賞金賞金合計着別度数勝率連対率複勝率
横山典弘174万円14821万円13-7-5-60/8515.30%23.50%29.40%
北村宏司102万円12599万円9-9-15-90/1237.30%14.60%26.80%
蛯名正義97万円11852万円12-7-9-94/1229.80%15.60%23.00%
吉田豊94万円11735万円9-8-7-100/1247.30%13.70%19.40%
田中勝春97万円10517万円7-7-4-90/1086.50%13.00%16.70%
柴田善臣102万円8904万円7-8-5-67/878.00%17.20%23.00%
戸崎圭太125万円7915万円7-6-4-46/6311.10%20.60%27.00%
内田博幸79万円7824万円3-11-7-78/993.00%14.10%21.20%
三浦皇成64万円7035万円6-6-6-91/1095.50%11.00%16.50%
田辺裕信74万円6893万円6-8-4-75/936.50%15.10%19.40%
武豊196万円6096万円3-6-4-18/319.70%29.00%41.90%
後藤浩輝94万円5684万円5-3-5-47/608.30%13.30%21.70%
福永祐一158万円5540万円3-4-5-23/358.60%20.00%34.30%
江田照男50万円5531万円5-6-5-93/1094.60%10.10%14.70%
大野拓弥94万円5483万円5-5-4-44/588.60%17.20%24.10%
石橋脩65万円5377万円2-7-2-71/822.40%11.00%13.40%
松岡正海51万円4376万円3-6-2-74/853.50%10.60%12.90%
吉田隼人104万円4199万円4-4-2-30/4010.00%20.00%25.00%
秋山真一571万円4000万円1-1-0-5/714.30%28.60%28.60%
武士沢友37万円3849万円2-6-6-88/1022.00%7.80%13.70%
伊藤工真86万円3805万円1-3-1-39/442.30%9.10%11.40%
丸田恭介99万円3180万円2-2-1-27/326.30%12.50%15.60%
岩田康誠84万円2968万円2-3-2-28/355.70%14.30%20.00%
杉原誠人113万円2495万円2-1-3-16/229.10%13.60%27.30%
ルメール164万円2303万円2-1-2-9/1414.30%21.40%35.70%
柴山雄一41万円2235万円2-2-0-50/543.70%7.40%7.40%
勝浦正樹54万円2215万円1-5-1-34/412.40%14.60%17.10%

賞金面でも横山典弘騎手が大きくリードしていますが、サンプル数が少ないデータなので一発大逆転は常に警戒が必要だと思います。
そんな中注目したいのは効率良く稼げている騎手。特に1走あたり160万以上の騎手は軽視禁物でしょう。


回収率で調べてみよう

賞金ランキング上位を回収率で抽出してみましょう。まずは、単勝回収率

騎手単勝回収値着別度数勝率連対率複勝率
岩田康誠1742-3-2-28/355.70%14.30%20.00%
杉原誠人1432-1-3-16/229.10%13.60%27.30%
松岡正海1293-6-2-74/853.50%10.60%12.90%
秋山真一1241-1-0-5/714.30%28.60%28.60%
横山典弘9513-7-5-60/8515.30%23.50%29.40%
丸田恭介912-2-1-27/326.30%12.50%15.60%
吉田隼人834-4-2-30/4010.00%20.00%25.00%

参考程度にしかなりませんが、人気薄に乗った場合に怖いのは岩田康誠騎手と秋山真一郎騎手。
勝負強さでは断然岩田騎手ですが、勝率などのパーセンテージは秋山真一郎騎手に軍配。隠れた東京巧者と言えますが、果たして日曜日はどこに参戦するのでしょうか。



続いて、複勝回収率でも観てみましょう

騎手複勝回収値着別度数勝率連対率複勝率
武士沢友1652-6-6-88/1022.00%7.80%13.70%
秋山真一1441-1-0-5/714.30%28.60%28.60%
勝浦正樹1341-5-1-34/412.40%14.60%17.10%
武豊1243-6-4-18/319.70%29.00%41.90%
丸田恭介1122-2-1-27/326.30%12.50%15.60%
石橋脩1012-7-2-71/822.40%11.00%13.40%
大野拓弥955-5-4-44/588.60%17.20%24.10%
岩田康誠932-3-2-28/355.70%14.30%20.00%
福永祐一913-4-5-23/358.60%20.00%34.30%
北村宏司909-9-15-90/1237.30%14.60%26.80%
回数がそこそこある上に回収率が良い=3連系の軸にしても信頼できそうなのは、まずは岩田康誠騎手。それから大野拓弥騎手。丸田恭介騎手もかなり優秀な数字ですが、このコーナーとしてはやはり武豊騎手。
人気馬に乗ることも多いのにこの優秀な回収率は流石と言うしかありません。隠れた東京巧者が秋山騎手なら、誰の目にも明らかな東京巧者は武豊騎手と言う事になります。
先週の共同通信杯では悔しい思いをしましたし、雪辱を晴らすべくGIで大活躍・・・と言うのも、現実にありそうですね。

※詳細なデータ特集は、木曜日以降に順次掲載いたします。